Global Business Project への参加

関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科
教授
佐藤 善信
Global Business Project 日本側受入責任者
ファカルティ・アドバイザー

関西学院大学経営戦略研究科・国際経営コース(IMC)は、2008年度からCIBER (Center for International Business Education and Research) が展開している共同課外授業“Global Business Project (GBP)”に参加しています。

CIBERは、米国の教育省(Department of Education)の助成金を基に、ますます国際化が進む現代社会において、米国人の国際理解と国際競争力を高めることを目的に設立された組織です。米国ビジネススクール31校が加盟したCIBERネットワークは、米国実業界の人的・技術的ニーズと国際教育、言語教育、大学間の研究活動を結びつけ、国際的視野と確かな知識・技術をもった米国ひいては世界の変革を主導できる人材の育成に注力しています。

GBPはCIBERが実施する多種多様なプロジェクトのひとつで、大学院レベルの学生を対象としたコンサルタント形式の実践型授業です。米国のMBA学生チーム(1チームは5~7名)が、プロジェクトのクライアントとなった各国の企業の課題について、約3ヶ月にわたって情報収集と課題分析を行い、現地調査を経て最終報告をします。

関西学院大学IMCは日本で参加が認められている唯一のパートナーとして、第1回目の2008年度からGBPに参加。IMC学生が米国のMBA学生とチームを組んで日本企業の課題に取り組んでいます。これまでに日本企業6社の協力を得てプロジェクトを実施し、各企業の課題解決への調査・提案を行いました。参加企業からは「日本人発想では得られない有用な知識を得られた」「異文化の考え方、MBAの考え方を学べた」と高い評価を受けています。

IMC学生にとっても、米国トップクラスのビジネススクールの学生と共にプロジェクトを遂行することで、国際標準的なMBA授業を体感し、現場で実践的なコンサルタント業務を経験できると好評です。また、海外学生と日本企業の媒介役として、コーディネーション力やリーダーシップを発揮できる貴重な学びの場となっています。

なお、GBPは2009年度からIMCの正式単位科目として承認されており、戦略的大学連携支援プログラムは2009年度、2010年度の学生派遣を支援しています。

米国MBA学生とファカルティ・アドバイザー、ランゲージ・メンター、そして参加国のクライアント企業、カントリー・リーダーがワシントンDCに集合し、2泊3日のキックオフミーティングを開催。全体ミーティング、各種の集合研修の後、チームに分かれて各企業の課題に取り組みます。

Dr. Jean Wilcox 一般公開セミナー

GBP日本プロジェクトのファカルティ・アドバイザーとして、2010年度のポトマック・プロジェクトのため来日されたDr. Wilcoxが、戦略的大学連携支援プログラム主催の一般公開セミナー「化学者から経営学者への道」にて講演しました。
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