関西学院大学 経営戦略研究科 Institute of Business and Accounting, Professional Graduate School, Kwansei Gakuin University
トップページ > 研究科長のご挨拶
メッセージ 研究科長のご挨拶
石原俊彦 経営戦略研究科長・教授 会計大学院協会副理事長 公認会計士
石原俊彦
経営戦略研究科長・教授
会計大学院協会副理事長
日本公認会計士協会理事
企業と自治体をリードする経営管理人材の養成を目指して
関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科は、企業経営と自治体経営をリードする経営管理人材の養成を目指しています。大きく変革する社会環境のなかで、自ら主体的に考え、行動のできる経営管理人材には、専門的知識や実務経験のほか、国際性や倫理観、社会奉仕の精神が求められます。こうした人材はしばしば、お互いに良きネットワークを形成し、啓蒙啓発を行っています。
関学経営戦略研究科は、日本を代表する専門職大学院として、次の5つの特徴を有しています。本研究科は、学習、研究、啓発、ネットワークを通じて、一人でも多くの経営管理人材が、企業経営や自治体経営の現場で活躍されることをサポートしてゆきたいと考えています。本研究科を志望し、入学される皆さんには、広い視野と興味を持って、新たな経営管理人材像を想像して頂きたいと願っています。
1.日本を代表する規模

関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科は、2005年4月に開設されました。現在、設立5年目を迎え、修士学位の取得者は、2009年9月時点で、550名を超えました。経営戦略研究科の1学年の定員は200名。この規模は日本を代表する文科系大学院の一つと言えます。経営戦略研究科には、わが国の専門職大学院ではまだ稀有な博士課程後期課程も併設されています。規模の大きさは、研究科に集う学生と教員の多様性を生み出しています。さまざまな目的を持った学生諸君が、お互いに刺激を受け切磋琢磨する状態で勉学に励んでいます。多様性のなかに、埋没しない自分の個性を見出すことも、本研究科での学生生活の目標になると思います。

2.理論と実務の融合

経営戦略研究科の教育は、研究者教員と実務家教員の連携で推し進められています。皆さんは、理論と実務の融合について、どのようにお考えでしょうか。理論と実務の融合は「言うは易く、行なうは難し」の世界です。理論を追求すればするほど、また、実務に関心を持てば持つほど、もう一方の実務や理論のことを御座なりにしがちです。しかし、経営戦略研究科の研究者教員は、いろいろな部分で企業や自治体などの実務と接しています。実務家教員もまた、実務の技を磨く一方で、博士の学位取得や研究者教員との共著の出版などで研究活動にも取り組んでいます。本研究科の強みは、こうした研究者教員と実務家教員が、学生諸君の教育に情熱を持って携わっているという点にあります。理論と実務が融合されれば、従来にない新しい価値が生み出されます。本研究科に入学すれば、まさにその第一歩を踏み出すことになります。

3.経営と会計の収斂

経営戦略研究科にはビジネススクール(経営戦略専攻)とアカウンティングスクール(会計専門職専攻)があります。一つの研究科に、この2つのスクールが設置されている専門職大学院は、日本国内ではごく少数です。研究科内では、ビジネススクール教員がアカウンティングスクールの講義を担当したり、アカウンティングスクール教員がビジネススクールの講義をしばしば担当します。経営上の諸問題に取り組むとき、アカウンティングスクールで学習する会計の知識がなければ、最適解を導き出すことはできません。いくら会計の学習に時間をかけても、会計が実際に適用されている企業等の現場を垣間見なければ、会計の学習は机上の空論で終わる可能性が大きくなります。本研究科はこの2つの課題を克服するために、一方のスクールで開講されている講義を、できるだけ他方のスクールの学生にも開放しています。また、IBAフォーラムと呼ばれる同窓組織の運営を通じて、現役学生、修了学生、そして、教員が、2つのスクールの垣根を越えた、相互交流がかなうように心がけています。経営戦略研究科内のビジネススクールとアカウンティングスクールという2つの異なるスクールの交流は、双方のスクールの学習に大きな刺激を与えています。

4.グローバルとローカル

経営戦略研究科にはビジネススクールの国際経営コースのように、グローバルな視点をモットーにするコースと、アカウンティングスクールの自治体会計コースのように、ローカルな視点でさまざまな課題に取り組むコースがあります。両者はまったく異なる方向に向かっているようにも思えますが、最近では「グローカル」という言葉が登場しています。グローカルは「地球規模で発想し、地域密着で行動する」人材の育成を意味します。地酒を片手に世界を思い、地球儀を回しながら故郷を振り返る。このような洒落た人材の育成もまた経営戦略研究科の課題であると考えています。将来、国際経営コースの修了生のなかから故郷の村長が誕生したり、自治体会計コースの修了生が国連職員になったりということが、きっと起こると考えています。

5.明るく、元気に、前向きに

経営戦略研究科に入学を希望される皆さんにお願いしたいことがあります。それは「明るく、元気に、前向きに」過ごすということです。本研究科の入学生は全員、すでに立派な大人です。それゆえ、人と人が交わる社会で、この3つが、どれほどすばらしい人間関係、仕事、プライベートを生み出すかを想像することは容易なことだと思います。類は友を呼びます。「明るく、元気に、前向き」な経営戦略研究科を、学生の皆さんと職員、教員が一体となって作り上げていけるように、願っています。