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プロジェクト概要
「ケース 『現代企業家の戦略的役割』の製作」とは?

 近年、ベンチャービジネスや起業家、企業経営者に対する社会一般の関心が高まっています。どのような出自、資質をもち、どのような契機で企業家となり、どのような体験を経て、どのような戦略をとって企業家が成功したのか、あるいは逆に企業家の失敗や挫折、それらからの立ち直りはどのようになされたのか、企業家を志す人々にとって、実際の企業家の経験は貴重な教訓となります。
 本プロジェクトは、日本を代表する重要な企業家へのインタビューを基礎にして、現代の複雑な企業家活動を追体験できるケースを作成し、企業家の戦略的役割を学ぶ教育プログラムを開発しようとするものです。インタビュー記録は編集の上、映像やケース・ブックとして「大阪企業家ミュージアム」などの施設で一般に公開し、本学のみならず他専門職大学院での教育に利用できるように整備し、一部は英訳し、海外へも発信します。また、企業家自身が講義に参加し、学生と双方向の討議を行うことや、関連シンポジウムを開催することを企画しています。
 本プロジェクトは、大阪商工会議所や関西経済連合会などの経済団体、諸企業と連携して実施されますので、産業界の生の情報を活用できるばかりではなく、ケース作成のノウハウの共有化、作成したケースの産業界、一般社会への公開をスムーズに進めることができます。教員と学生が共同して「手作りの」MBAケースを作成すること、すなわち、学生がMBA教育プログラムの開発に主体的に参画する道をひらいたのも本プロジェクトの大きな特色です。

「専門職大学院等教育推進プログラム」とは?
 文部科学省の「専門職大学院等教育推進プログラム」は、平成16年度から導入された「法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム」を引き継ぐ形で、平成18年度に設置されました。各種の専門職大学院と関係する業界、職能団体や企業などと連携を図り、各分野の人材ニーズに即した教育の質の向上に寄与する先導的な教育プロジェクトを第三者評価により選定し、高度専門職業人養成の推進を図ることを目的としています。平成18年度は専門職大学院(法科大学院を除く)から40件の申請があり、14件(共同プロジェクト2件、単独プロジェクト12件)が採択され、その内のひとつとして関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科経営戦略専攻のプロジェクト「ケース『現代企業家の戦略的役割』の製作」が平成18、19両年度のプログラムに選定されました。